RACE 3 OCT 19 DIGITAL ROUND
スケジュール
レーストラック
2023年の初開催に続いて、AIR RACE Xのデジタルラウンドが再び渋谷の街に帰ってきた。前回とはゲートの位置が異なり、パイロットの攻略法も変わってくることが予想される。
今回の渋谷デジタルラウンドでは、JR山手線の線路に沿うような形で4つのゲートが設定され、この間を往復しながら計14回通過するトラックレイアウトとなっている。具体的な位置をスタート側から見ていくと、宮下パークの原宿寄り、渋谷駅ハチ公口(有名なスクランブル交差点)付近、山手線と首都高速3号線が立体交差する付近、そして渋谷駅新南口付近だ。
また渋谷駅周辺では、飛行ルートとなる線路に近接して高層ビルが建っているため、ビルのある明治通り側に飛行を制限するデッドラインが設定された。これを超えて飛行してしまうとDNF(ゴールせず)となり、実質的な失格となる。実際の街並みを想定したラウンドならではといえるだろう。加えて、今回はゲート通過時の高度違反(TOO HIGH/TOO LOW)によるペナルティは適用されない。
実際のレイアウトを細かく見ていこう。原宿駅方向から進入してきたレース機は、宮下パーク手前のゲート1を通過してスタート。JR山手線の上空を飛行し、渋谷駅ハチ公口付近のゲート2、首都高3号線と立体交差するゲート3、渋谷駅新南口のゲート4を通過してローターンで折り返す。
高度250フィート(約76m)以上に達するローターンでは、縦のターンか、渋谷サクラステージの周囲を回るように斜め横方向にターンするか、パイロットの攻略法と状況判断によって選択が分かれるところだ。もし無風であるならば、斜め横方向にターンした方がスピードをキープしやすく、わずかに速くなる。
折り返した後は渋谷駅ハチ公口のゲート5に向かい、宮下パークを下に見ながらゲート6を通過して、高度500フィート(約150m)以上に達するハイターンで折り返す。この際、次のゲートへ向かいやすくするため、やや左寄りに上昇するパイロットが多くなると予想される。
首都高上空のゲート7、続くゲート8から、ハチ公口付近のゲート9へローターンで折り返すと、再び宮下パーク上空を通過しゲート10から折り返しのローターン。この連続する折り返しでは、やや横向きのターンを選択した場合、上から見ると8の字を描くように飛ぶ形となり、それぞれ10G以上という体重の10倍を超える荷重がパイロットを襲う。肉体的に一番負担となるところだろう。
再び首都高上空のゲート11、その先のゲート12を通過したら、最後の折り返し。ローターンをしたら、ハチ公口のゲート13から宮下パークへの区間を直線的に飛び抜け、ゴールのゲート14を目指す。
両端に設定された折り返しのターンの巧拙が、そのまま勝負を分ける鍵になりそうだ。宮下パークと渋谷サクラステージの「404 Not Found」、2か所設けられたパブリックビューイング会場周辺を何度も飛ぶ形になるので、ARで2機のレース機がどのような位置関係にあるのか、やってくるごとに差が開いたり詰まったりする様子に注目すると、より一層レースを楽しめるだろう。
結果
予選の暫定結果は、予選ウィーク中にリアルタイム更新されます。
決勝の結果は、Final Dayに配信されるレース番組が終わり次第、公開されます。