RACE 1 MAY 26 REMOTE ROUND
スケジュール
レーストラック
コースは5つのパイロンがジグザグに並ぶ、いわゆるシケインの形をしている。ここを2往復するのは一見、単調なようにも思えるが、実際には様々な見どころが仕掛けられている。
5つのパイロンは滑走路方向に200m間隔で並んでおり、全体では800mの長さがある。このうちA、C、Eの3つは滑走路中心線上にあり、Bは進行方向左側へ80m、Dは40mオフセットされている。間隔に対して意外に大きなオフセットだ。
1周目はまずパイロンAでスタートを切り、パイロンEまでシケイン状に飛行する。パイロンEからはパイロンBへ大きくターンするが、80mものオフセットが付いているパイロンBへ向かうため、パイロンEでは斜め左上へのターンが基本になるだろう。
このとき、滑走路に横向きの風が入っていると、正確にパイロンBへ向かうには微調整が必要だ。大回りになる方向の風では時間のロスが大きいので、小さく回りやすい風を選んで飛ぶことも重要になる。レース1では各選手がそれぞれの飛行場で競技を行うので、気象の変化や地形の影響も読み切って狙い通りのコースで飛べるかが、最初のポイントになりそうだ。
パイロンBからパイロンAを通ると、1周目は終了。先のパイロンEでのターンからの長い直線飛行でスピードを上げてきているので、パイロンAでのハイターン(HT)開始タイミングがわずかでも遅れると、ターンが膨らんで大きなロスになる。ここも大きなポイントだ。。
2周目はパイロンBをスキップし、パイロンC、D、Eをシケイン状に抜ける。1周目と似ているがパイロンEへの入り方が全く異なる。1周目のパイロンEは左ターンへの入口だが、2周目では垂直上昇しながら右へロール(横転)するバーティカル・ロール・マニューバ―(VRM)を行うため、少しでも右向きに通過しておきたい。ロールが終わるまで上昇しなければならないので、ここのロールの遅れは1秒以上のタイムロスにもなりかねないからだ。
きびきびとしたシケイン通過を挟んでの3つの大旋回に、絶妙な難しさを与えた今回のコース。ダイナミックな大技を成功させるための、繊細で正確な操縦の妙技から目が離せない。
結果
予選の暫定結果は、予選ウィーク中にリアルタイム更新されます。
決勝の結果は、Final Dayに配信されるレース番組が終わり次第、公開されます。