レースフォーマット
AIR RACE X (エアレースエックス)とは
エアレースとは、航空機が三次元空間に設けられたコースを飛行し、スピード、精密な操縦、そして人間の技術を競うモータースポーツです。
AIR RACE X(エアレースエックス)は、そのエアレースの世界最高峰リーグとして開催される国際シリーズで、世界トップレベルの操縦技術を持つパイロットたちが参戦。最高時速400km、最大重力加速度12Gという極限の環境の中で飛行タイムと操縦精度を競い、各レースの順位に応じてポイントを獲得。シーズンを通じた総合ポイントにより年間チャンピオンが決定します。
レースフォーマット
AIR RACE Xには、2つのレース形式があります。
ライブレースは、パイロットたちが同じ会場に集い、観客の目の前で順位を争う形式。
マルチロケーションレースは、世界各地の拠点から同一規格のコースでタイムを競い合う、AIR RACE X独自の分散型フォーマットです。
両形式ともに、1レースは ①プラクティス(練習)→ ②予選 → ③決勝トーナメントの3つのフェーズで構成されています。
予選
予選フライトは指定された期間内で最大2回までフライトでき、より速いタイムが自身の公式タイムとして記録されます。
2名が0.001秒以内の同タイムを記録した場合、先にそのタイムを出したパイロットが上位となります。
*ライブレース・マルチロケーションレース共通
決勝トーナメント*ライブレース・マルチロケーションレース共通
予選順位をもとに組み合わせが決まり、準々決勝・準決勝・決勝と勝ち上がる一対一形式でのトーナメントが展開されます。
決勝戦で同タイムとなった場合は、予選順位が高いパイロットが勝者となります。
*ライブレース・マルチロケーションレース共通
チャンピオンシップポイント*ライブレース・マルチロケーションレース共通
各レース終了後、予選順位および決勝トーナメントの最終順位に応じてポイントが付与されます。
シーズンを通じて獲得したポイントが積み重なり、合計ポイントが最も多いパイロットがシリーズチャンピオンに輝きます。
| 予選順位 | 1位 | 2位 | 3位 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 予選ポイント | 8 pt | 5 pt | 3 pt |
| 決勝順位 | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 | 8位 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 決勝ポイント | 25 pt | 18 pt | 15 pt | 12 pt | 10 pt | 8 pt | 6 pt | 4 pt |
マルチロケーションレース
選手が一つの会場に集まるのではなく、コースが世界中の選手のもとへ届く——それがマルチロケーションレースです。
各パイロットは自身の拠点でレースフライトを行います。世界中のどの会場にも同一規格のレーストラックが設置されており、指定された期間に全選手が同じコース条件のもとでタイムを競い合います。なお、レーストラックのレイアウトはレースごとに異なり、パイロットには毎回新たなコースへの対応力が求められます。
レースフライトは、予選1(Q1)→ 予選2(Q2)→ 準々決勝(QF)→ 準決勝(SF)→ 決勝(F)という固定された順番でのみ実施されます。プラクティスは回数無制限です。
RDU(リモートデータユニット)
マルチロケーションレースの公平性と信頼性を支えるのが、レース機に搭載されたRDU(リモートデータユニット)です。RDUは飛行コース・速度・高度・Gフォースといったデータを高精度に計測し記録。ペナルティの判定を含め、フライト中のあらゆる審判がRDUのデータをもとに自動で行われます。これにより、世界中のどこでフライトしても、正確かつ一貫した競技判定を実現しています。
各フライトには、大会側から発給されるトークンが必要です。トークンをRDUに読み込んだ瞬間からカウントダウンが始まり、90分以内にフライトを完了してデータを大会本部のサーバーへ送信しなければなりません。やり直しのきかない一発勝負——それがマルチロケーションレースの緊張感を生み出しています。
ペナルティの詳細はレギュレーションページをご覧ください。
ハンディキャップシステム
拠点が異なれば、気温・気圧などの気象条件も異なります。AIR RACE Xでは、トークンが発給されたタイミングで大会側のシステムが各パイロットの飛行拠点近傍の公式気象情報を自動収集。気圧・気温などの空気密度データをもとに独自のアルゴリズムがハンディキャップタイムを算出し、ラップタイムに適用することで、どの場所でフライトしても公平な条件で順位を争えるよう設計されています。
ただし、フライト中に刻々と変化する風のデータは補正の対象外です。風を読み、味方につけられるかどうか——テクノロジーでは制御できない自然条件への対応力もまた、パイロットの実力が問われる場面のひとつです。